うつ病に悩む人は人口の10%以上と言われるほど、誰でもがかかりうる病気です。2〜3日で治るような病気ではないので、「自分だけ」と悲観したり、自力で克服しようとせず、家族や専門医などに相談するようにしましょう。治療中の心得としては、「うつ病=病気」という認識をもち、どんなに辛くても自殺はしないということ。また、薬の重要性や副作用、うつ病の回復は「一進一退」であることを理解して下さい。重要な決定を先延ばしにすることも大切です。
回復までのプロセス
うつ病の症状が回復するまでには、一般的に、前駆期→極期→回復期→中間期という4つの段階をたどると言われています。
●前駆期
うつ病の初期段階で心身のエネルギーが徐々に低下していきます。これまで普通に行ってきた仕事や家事などが困難になり、焦りや自責の念が強まります。
●極期
「抑うつ期」とも呼ばれ、うつ病の症状がはっきりと現れる時期です。専門医を訪れるのもこの時期が多いようですが、身体症状ばかりが目立ち、内科や外科を受診してしまう人も少なくありません。
●回復期
治療を開始し、回復に向かう時期です。うつ病は一進一退を繰り返しながら改善していきますが、極期に逆戻りしたり、自殺者が多い時期でもあるので、注意が必要です。
●中間期
ひと通りの治療が完了し、社会復帰できる状態です。自分がうつ病になった原因を明確にし、再発防止を心がけるのが肝心です。
