うつ病の治療は休養・薬物療法・精神療法の3つが基本となります。人によって症状や原因が異なるため、治療はこの3つをバランスよく組み合わせながら行います。
●休養
うつ病には心身ともに充分な休養が欠かせません。まずは「うつ病=病気」ということをしっかり認識し、病気の原因となるストレスから遠ざかることが大切です。旅行などで環境を変えたり、入院してゆっくり過ごすのもよいでしょう。
●薬物療法
薬物療法はうつ病の中心的治療法です。一般的には抗うつ薬が使用されますが、最近では副作用の少ないSSRIやSNRIが処方されることも増えているようです。抗うつ薬は「三環系抗うつ剤」、「非三環系抗うつ剤」、「MAO阻害剤」、「その他の薬剤」の4種に分類され、症状によって使い分けられます。効果が現れるまでに時間がかかり、副作用だけが先に現れることがありますが、服薬は必ず医師の指示通りに続けるのが大切です。
●精神療法
精神療法の中でもよく行われるのが「認知療法」と呼ばれるもの。医師との対話を通じてうつ病を引き起こした原因を解き明かし、うつ病を引き起こしやすい思考パターンや心のクセを知り、どうすればそれを改善・コントロールできるのか、考え方の転換を図る療法です。精神療法には他にも多くの種類があり、集団療法、催眠療法、音楽療法、自律訓練法、運動療法、芸術療法などがそれにあたります。
